モルモット Cavia porcellus
注: モルモットの維持は終了しました。
モルモット(和名:テンジクネズミ,英名:guinea pig)は、国内外で「実験動物」の代名詞として使われているように, 古くから実験動物として医学・生物学分野で広く用いられてきました。 齧歯目ヤマアラシ亜目テンジクネズミ科に属する動物であり、野生種は南米に生息しています。 性格がおとなしく扱いやすいところから、愛玩動物としても人気があります。
これまで免疫学、栄養学、遺伝学、及び感染症研究に広く用いられ,特に結核とビタミンC研究には欠かせない動物でした。 しかし、実験動物の中心はマウスになりつつあり、モルモットの使用頭数は減少傾向にあります。
当研究室では、モルモットにおける過排卵技術の開発(1)や胚培養(2)、胚移植(3)等を研究しています。
また、国立予防衛生研究所時代に毛色を元に樹立した系統(JYシリーズ)を維持していますが(所外委託中)、 現時点ではJYシリーズは2系統しか残っておりません(維持リスト参照)。
JYシリーズ
国立予防衛生研究所にて毛色をもとに樹立した系統群
JY-1 | JY-2 | JY-3 | JY-4 | JY-5 | JY-6 |
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JY-7 | JY-8 | JY-9 | JY-10 | JY-G |
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参考文献
- Suzuki O, Koura M, Noguchi Y, Takano K, Yamamoto Y, Matsuda J. (2003) Optimization of superovulation induction by human menopausal gonadotropin in guinea pigs based on follicular waves and FSH-receptor homologies. Mol Reprod Dev 64(2):219-225.
- Suzuki O, Ogura A, Asano T, Noguchi Y, Yamamoto Y, Oike M. (1993). Development of Preimplantation Guinea-pig Embryos in Serum-free Media. Reprod Fertil Dev 5:425-432.
- Suzuki O, Kurosawa S, Noguchi Y, Yamamoto Y, Mochida K, Matsuda J, Ogura A, Asano T. (2000) Superovulation and embryo transfer in the guinea pig. Theriogenology, 53:508.