nbio067
Ubc13flox
資源番号 | nbio067 | ||||||||||
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系統名 | Ubc13flox | ||||||||||
正式名称 | |||||||||||
略称・別名 | |||||||||||
系統分類 | mutant | ||||||||||
バックグラウンド系統 | |||||||||||
由来 | 大阪大学微生物病研究所 | ||||||||||
疾患 | 免疫異常 | ||||||||||
備考 | Ubc13遺伝子の第2,3,4エクソンを挟むようにloxP配列を導入したマウス | ||||||||||
樹立者 | 審良 静男 先生 | ||||||||||
寄託者 | 審良 静男 先生 | ||||||||||
分譲条件 | 提供承諾書が必要。 | ||||||||||
Animal Health Report | |||||||||||
詳細 |
Ubc13はユビキチン結合酵素 (E2) に分類される酵素で、ユビキチンの63番目のリジン (K63) にユビキチンを付加することによりポリユビキチン鎖を作る。このK63を介したポリユビキチン鎖はタンパク質結合ドメインとして機能し、シグナル伝達やDNA修復に関与する。例えば、Ubc13による標的タンパク質へのK63ポリユビキチン鎖の付加が、転写因子NF-κBの活性化をもたらす免疫受容体シグナルの伝達に必須である。審良先生らは、このUbc13floxマウスを利用してUbc13遺伝子の組織特異的な不活化の影響を調べ、Ubc13がマクロファージの活性化やB細胞の形成、機能に重要な働きをしていること示した (PMID:16862162)。 このUbc13floxマウスは、改変によってUbc13ゲノムの第2、3、4エクソンを挟むようにloxP配列を導入した129/Ola系マウス由来ES細胞 (E14.1) を用いてキメラを作成後、C57BL/6系マウスとの交配によって樹立された系統である。Cre酵素を発現するマウスとの交配により、Ubc13遺伝子を不活化することが出来る。Cre酵素の発現を誘導するプロモータを選択することにより時期や組織特異的不活化が可能であり、このUbc13floxマウスは時期・組織特異的なUbc13の研究に有用な系統である。 なおRef. 1ではいわゆる「Ubc13ノックアウトマウス」もこのUbc13floxマウスとは別に作られたが、胎生致死であった。組織特異的ノックアウトにてToll-like receptor/IL-1Rシグナルの異常が見られる。 |
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参考文献 |
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保存情報
資源種類 | 自家/他機関 | 遺伝子型 | 凍結方法 | 作出方法 | 分譲までの期間 |
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生体 | 約2ヶ月 |
遺伝子情報
作出方法 | conditional KO |
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遺伝子名 | Ubiquitin carrier protein 13 |
遺伝子記号 | Ubc13 |
genotyping |