nbio006
YPC
資源番号 | nbio006 | |||||||||||||||||||||||||
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系統名 | YPC | |||||||||||||||||||||||||
正式名称 | ||||||||||||||||||||||||||
略称・別名 | 貧毛マウス | |||||||||||||||||||||||||
系統分類 | inbred | |||||||||||||||||||||||||
バックグラウンド系統 | ||||||||||||||||||||||||||
由来 | 医薬基盤・健康・栄養研究所 (国立予防衛生研究所) | |||||||||||||||||||||||||
疾患 | 貧毛・縮毛, リンパ節腫大 | |||||||||||||||||||||||||
備考 | 自然発症, 原因遺伝子はSgk3/Sgkl/CISK | |||||||||||||||||||||||||
樹立者 | 黒沢 重利 先生 | |||||||||||||||||||||||||
寄託者 | ||||||||||||||||||||||||||
分譲条件 | 無条件。 | |||||||||||||||||||||||||
Animal Health Report | ||||||||||||||||||||||||||
詳細 |
YPCマウス(PC : poor coat)はSwiss albino系マウスコロニーに発見された1匹の被毛異常雄をもとに近交化したマウスであり、生後まもなく貧毛および縮毛を呈する(PMID:2044675)。正常マウスと同様、生後10日までに細く短い毛が体表面を被うようになるが、長い硬毛に発達することはない。 YPCの原因遺伝子として、Sgk3/Sgkl/CISK遺伝子が同定された(PMID:15871460)。連鎖解析の結果、YPCマウスのSgk3遺伝子のnt1382のCがAに置換されることによって、461番目のSerinが終始コドンに置換されるナンセンス変異であることが分かった。この同時期にSgk3ノックアウトマウスが被毛異常を呈することも報告されており(PMID:15240817)、これらからSgk3が毛包において重要な役割を果たす因子であることが分かった。さらにWnt pathwayで重要な役割を担うβ-cateninの核内蓄積がYPCマウスで少ないことが示され、毛包形成におけるWnt pathwayの相互作用の可能性も示唆されている(PMID:16565488)。 C57BL/6系へのバッククロスにより、B6コンジェニック系(YPC-B6コンジェニックマウス)が作成されており、当バンクより分譲可能である。
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参考文献 |
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保存情報
資源種類 | 自家/他機関 | 遺伝子型 | 凍結方法 | 作出方法 | 分譲までの期間 |
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凍結精子 | 自家 | ypc/ypc | FERTIUP | 手続完了次第即日発送可能 | |
生体 | 約2ヶ月 |
遺伝子情報
作出方法 | spontaneous mutation |
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遺伝子名 | Serum/glucocorticoid-regulated kinase 3, Serum and glucocorticoid-inducible kinase-like kinase, Cytokine-Independent Survival Kinase |
遺伝子記号 | Sgk3/Sgkl/CISK |
genotyping |