nbio191
Raichu-Cdc42-F0

資源番号 nbio191
系統名 Raichu-Cdc42-F0
正式名称 B6.Tg(Raichu-Cdc42)pT2A-Raichu-2253x
略称・別名
系統分類 mutant
バックグラウンド系統
由来 京都大学大学院生命科学研究科 生体制御学
疾患 がん、炎症など
備考 Cdc42の活性化状態をモニターするFRETバイオセンサーRaichu-Cdc42を発現するマウス
樹立者 松田 道行 先生
寄託者 松田 道行 先生
分譲条件 提供承諾書が必要。
Animal Health Report
詳細

Cdc42の活性化状態をモニターするFRETバイオセンサーRaichu-Cdc42をCAGプロモーター下で全身に発現させたトランスジェニックマウスである。Cdc42は、Rhoファミリー低分子量GTP結合タンパク質に属し、糸状突起で活性化されており、アクチン骨格の重合誘導を介して細胞運動を司る。本マウスを二光子顕微鏡による生体イメージング観察することにより、胎児および成体のさまざまな組織におけるCdc42の活性を時間的、空間的に測定することが可能である。様々な組織の初代培養細胞にても十分な発現が見られることから、生きた動物でのシグナル伝達系の解析のみならず、Cdc42をターゲットとした薬力学的解析など、創薬への応用も期待される。このバイオセンサーは細胞膜に発現している。なお、一般的にFRETバイオセンサーは固定標本には用いることができない。 注:FRET (F?rster (or fluorescence) resonance energy transfer,蛍光共鳴エネルギー移動)

参考文献
Authors Title Journal Year PMID
Kamioka Y, Sumiyama K, Mizuno R, Sakai Y, Hirata E, Kiyokawa E, and Matsuda M. Live imaging of protein kinase activities in transgenic mice expressing FRET biosensors. Cell Struct. Funct. 2012; 37: 65-73. 2012 22277578

保存情報

保存情報
資源種類 自家/他機関 遺伝子型 凍結方法 作出方法 分譲までの期間
生体 約2ヶ月

遺伝子情報

遺伝子情報
作出方法 transgenic
遺伝子名 Cyan Fluorescent Protein, Yellow Fluorescent Protein, Cell division cycle 42
遺伝子記号 CFP, YFP, Cdc42
genotyping 青色光(450nm前後)照射によりマウス体表面から蛍光(500nm前後)を発する。