nbio218
FVB.lox-HRas

資源番号 nbio218
系統名 FVB.lox-HRas
正式名称 FVB-Tg(lox-Raichu-HRas)pT2A-lox-tdKeima-Raichu-3715x
略称・別名
系統分類 mutant
バックグラウンド系統 FVB/N Jcl
由来 京都大学大学院生命科学研究科 生体制御学
疾患 がんなど
備考 H-Rasのキナーゼ活性をモニターするFRETバイオセンサー (Raichu-Ras) にlox-tdKeimaを付加したプローブを発現させたマウス
樹立者 松田 道行
寄託者 松田 道行
分譲条件 提供承諾書が必要。
Animal Health Report
詳細

H-Rasの活性をモニターするFRETバイオセンサー (Raichu-Ras) にlox-tdKeimaを付加したプローブを発現させたトランスジェニックマウスである。H-Rasは,Rasファミリー低分子量GTP結合タンパク質に属し,重要な細胞内シグナル伝達分子で、細胞増殖やがんなどに関連している。本マウスはCAGプロモータ下にほぼすべての組織でKeima蛍光タンパク質を発現する。組織特異的Cre発現マウスと交配することにより、組織特異的にKeima蛍光タンパク質からFRETバイオセンサーへと発現をスイッチすることができる。本マウスを二光子顕微鏡による生体イメージング観察することにより,胎児および成体のさまざまな組織におけるH-Rasの活性を時間的,空間的に測定することが可能である。様々な組織の初代培養細胞にても十分な発現が見られることから、生きた動物でのシグナル伝達系の解析のみならず、シグナル分子をターゲットとした薬力学的解析など、創薬への応用も期待される。 なお、一般的にFRETバイオセンサーは固定標本には用いることができない。

注:FRET(F?rster (or fluorescence) resonance energy transfer, 蛍光共鳴エネルギー移動)

参考文献

保存情報

保存情報
資源種類 自家/他機関 遺伝子型 凍結方法 作出方法 分譲までの期間
生体 約2ヶ月

遺伝子情報

遺伝子情報
作出方法 transgenic
遺伝子名 Cyan Fluorescent Protein, Yellow Fluorescent Protein, tandem dimer of Keima
遺伝子記号 CFP, YFP, tdKeima
genotyping 青色光(450nm前後)照射によりマウス体表面から蛍光(620nm前後)を発する(Keimaの発色)を確認する。