nbio261
Cmah-KO(129)

資源番号 nbio261
系統名 Cmah-KO(129)
正式名称
略称・別名 ZKO (129)
系統分類 mutant
バックグラウンド系統 129
由来 京都大学医学研究科 基礎検査展開学分野
疾患 免疫疾患など
備考 CMP-Nアセチルノイラミン酸水酸化酵素Cmah欠損マウス(129由来)
樹立者 竹松 弘 先生
寄託者 竹松 弘 先生
分譲条件 指定文献の引用。研究成果公表時に寄託者へ謝辞の表明。提供承諾書が必要。
Animal Health Report
詳細

シアル酸の分子種をN-アセチルノイラミン酸からN-グリコリルノイラミン酸に変換する酵素,CMP-Nアセチルノイラミン酸水酸化酵素CMAHを欠損するマウス(遺伝的背景は129系)。このため,生化学的には,全身の細胞で発現するシアル酸分子種がN-アセチルノイラミン酸のみである。全身での影響は完全に分かってはいないが,リンパ球の活性化のマイルドな冗進が見られる。Cmah遺伝子はヒトで欠損しているが(pseudogene,CMAHP),チンパンジーやボノボなどヒト最近縁種では保たれており,Cmah欠損マウスはシアル酸分子種を見ると,ヒトモデルとなるマウスと位置づけられる。ヒトの病態解析などの目的を持つマウスを使用した医学研究においては,基本背景にするべきものである。CD22に対する高親和性糖鎖リガンドの欠損,シアロアドヘジン(Siglec-1,CD169)に対する糖鎖リガンドの発現冗進が見られる。本マウスは少し生まれにくいため,繁殖には注意を要する。C57BL/6を遺伝的背景とするマウス(Cmah-KO(B6))も提供可能である。

参考文献
Authors Title Journal Year PMID
Naito Y, Takematsu H, Koyama S, Miyake S, Yamamoto H, Fujinawa R, Sugai M, Okuno Y, Tsujimoto G, Yamaji T, Hashimoto Y, Itohara S, Kawasaki T, Suzuki A, and Kozutsumi Y. Germinal center marker GL7 probes activation-dependent repression of N-glycolylneuraminic acid, a sialic acid species involved in the negative modulation of B-cell activation Mol Cell Biol 27(8):3008-22. 2007 17296732

保存情報

保存情報
資源種類 自家/他機関 遺伝子型 凍結方法 作出方法 分譲までの期間
凍結精子 自家 Hemozygous FERTIUP 手続完了次第即日発送可能
凍結胚 自家 heterozygous and homozygous EFS40 IVF 手続完了次第即日発送可能
生体 約2ヶ月

遺伝子情報

遺伝子情報
作出方法 knockout
遺伝子名 cytidine monophospho-N-acetylneuraminic acid hydroxylase
遺伝子記号 Cmah
genotyping