nbio284
Balb/c.Eisuke-NES

資源番号 nbio284
系統名 Balb/c.Eisuke-NES
正式名称 Balb/c-Tg(EKAREV)pT2A-3903NES
略称・別名
系統分類 mutant
バックグラウンド系統 BALB/c
由来 京都大学大学院生命科学研究科 生体制御学
疾患 がんなど
備考 ERKのキナーゼ活性をモニターするFRETバイオセンサーEKAREV-NES(細胞質局在型)を発現するBALB/cマウス
樹立者 松田 道行 先生
寄託者 松田 道行 先生
分譲条件 提供承諾書が必要。
Animal Health Report
詳細

BALB/cの遺伝的背景を持つ,ERKのキナーゼ活性をモニターするFRETバイオセンサーEKAREV-NES(細胞質局在型)をCAGプロモーター下で全身に発現させたトランスジェニックマウスである。ERK (extracellular signal-regulated kinase, 細胞外シグナル調節キナーゼ) は、MAPキナーゼファミリーに属し、細胞の増殖や分化に関与し、とくにがん遺伝子情報伝達系において重要な役割を果たしている。本マウスを二光子顕微鏡による生体イメージング観察することにより、胎児および成体のさまざまな組織におけるERKのキナーゼ活性を時間的、空間的に測定することが可能である。様々な組織の初代培養細胞にても十分な発現が見られることから、生きた動物でのシグナル伝達系の解析のみならず、シグナル分子をターゲットとした薬力学的解析など、創薬への応用も期待される。上皮組織を用いた場合、細胞間でのERK活性の違いを検出するには核内型の方が使いやすい。細胞の形態も観察したい場合は、細胞質局在型を用いる必要がある。なお、一般的にFRETバイオセンサーは固定標本には用いることができない。

注:FRET (F?rster (or fluorescence) resonance energy transfer,蛍光共鳴エネルギー移動)

参考文献

保存情報

保存情報
資源種類 自家/他機関 遺伝子型 凍結方法 作出方法 分譲までの期間
凍結精子 自家 Hemizygous FERTIUP 手続完了次第即日発送可能
生体

遺伝子情報

遺伝子情報
作出方法 transgenic
遺伝子名 Cyan Fluorescent Protein, Yellow Fluorescent Protein
遺伝子記号 CFP, YFP
genotyping 青色光(450nm前後)照射によりマウス体表面から蛍光(500nm前後)を発する。