nbio285
Balb/c.lox-tdKeima-PKAchu

資源番号 nbio285
系統名 Balb/c.lox-tdKeima-PKAchu
正式名称 Balb/c-Tg(AKAR3EV)pT2A-lox-tdKeima-3901INES
略称・別名
系統分類 mutant
バックグラウンド系統 BALB/c
由来 京都大学大学院生命科学研究科 生体制御学
疾患 がんなど
備考 PKAのキナーゼ活性をモニターするFRETバイオセンサー(細胞質局在型)にlox-tdKeimaを付加したプローブを発現させたBALB/cマウス
樹立者 松田 道行 先生
寄託者 松田 道行 先生
分譲条件 提供承諾書が必要。
Animal Health Report
詳細

lox-PKAchu(nbio208)の遺伝的バックグラウンドをBALB/cにしたコンジェクニックマウスである。PKAのキナーゼ活性をモニターするFRETバイオセンサー(細胞質局在型)にlox-tdKeimaを付加したプローブを発現させたトランスジェニックマウスである。PKA (protein kinase A, プロテインキナーゼA, またはサイクリックAMP依存性プロテインキナーゼ) は、ホルモンや生理活性物質の刺激により細胞内濃度が上昇したサイクリックAMPによって活性化される蛋白質リン酸化酵素であり、ホルモンなどの作用を伝達する。本マウスはCAGプロモータ下にほぼすべての組織でKeima蛍光タンパク質を発現する。組織特異的Cre発現マウスと交配することにより、組織特異的にKeima蛍光タンパク質からFRETバイオセンサーへと発現をスイッチすることができる。このマウスを二光子顕微鏡による生体イメージング観察することにより、胎児および成体のさまざまな組織におけるPKAのキナーゼ活性を時間的、空間的に測定することが可能である。様々な組織の初代培養細胞にても十分な発現が見られることから、生きた動物でのシグナル伝達系の解析のみならず、シグナル分子をターゲットとした薬力学的解析など、創薬への応用も期待される。発生段階でもほぼすべての細胞にバイオセンサーの発現が観察できる。 なお、一般的にFRETバイオセンサーは固定標本には用いることができない。

注:FRET(F?rster (or fluorescence) resonance energy transfer, 蛍光共鳴エネルギー移動)

参考文献

保存情報

保存情報
資源種類 自家/他機関 遺伝子型 凍結方法 作出方法 分譲までの期間
凍結精子 自家 Hemizygous FERTIUP 手続完了次第即日発送可能
生体

遺伝子情報

遺伝子情報
作出方法 transgenic
遺伝子名 Cyan Fluorescent Protein, Yellow Fluorescent Protein, tandem dimer of Keima
遺伝子記号 CFP, YFP, tdKeima
genotyping 青色光(450nm前後)照射によりマウス体表面から蛍光(620nm前後)を発する(Keimaの発色)を確認する。