nbio302
PGC-1α-c/B-line

資源番号 nbio302
系統名 PGC-1α-c/B-line
正式名称
略称・別名
系統分類 mutant
バックグラウンド系統 C57BL/6N
由来 静岡県立大学 食品栄養科学部
疾患 生活習慣病, 筋萎縮 (ミトコンドリア筋症)
備考 骨格筋特異的にマウスPGC-1α-c mRNAを過剰発現するマウス(3ライン有り)
樹立者 三浦進司 先生
寄託者 三浦進司 先生
分譲条件 共同研究に限る。
Animal Health Report
詳細

PGC-1α遺伝子からは転写開始位置の違いで3種類のmRNAが転写される(PGC-1α-a, -b, 及び-c)。 これら転写産物の発現量は臓器および刺激によって異なり,例えば,運動は骨格筋においてPGC-1α-b, 及び-c mRNAの発現を亢進させるが,PGC-1α-a mRNAの発現は変化しない。 一方,飢餓時の肝臓ではPGC-1α-aの発現は亢進するが,他の2つは亢進しない。

このマウスはヒトαアクチンプロモーターにより骨格筋特異的にPGC-1α-c mRNAを過剰発現する遺伝子導入マウスである(PMID:18511502の表1の系統番号04-2に由来)。 運動が及ぼすPGC-1αのmRNAのアイソフォーム特異的な骨格筋への影響などについての研究に有用である。 導入コピー数の違いにより,骨格筋特異的にPGC-1α-aを過剰発現するサブラインを3ライン(nbio095,nbio096,nbio097), PGC-1α-bを過剰発現するサブラインを2ライン(nbio299,nbio300), PGC-1α-cを過剰発現するサブラインを3ライン(nbio301,nbio302,nbio303),当バンクから提供可能である。

参考文献
Authors Title Journal Year PMID
Miura S, Kai Y, Kamei Y, and Ezaki O. Isoform-specific increases in murine skeletal muscle peroxisome proliferator-activated receptor-γ coactivator-1α (PGC-1α) mRNA in response to β2-adrenergic receptor activation and exercise. Endocrinology 149(9):4527-33. 2008 18511502

保存情報

保存情報
資源種類 自家/他機関 遺伝子型 凍結方法 作出方法 分譲までの期間
凍結精子 自家 Heterozygous FERTIUP 手続完了次第即日発送可能
凍結胚 自家 mix of KO/+ and wild-type EFS40 IVF 手続完了次第即日発送可能
生体 約2ヶ月

遺伝子情報

遺伝子情報
作出方法 transgenic
遺伝子名 Peroxisome proliferator-activated receptor gamma, coactivator 1 alpha
遺伝子記号 Ppargc1a(PGC-1α)
genotyping